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代表からのご挨拶

一般社団法人EARTHのロゴ

5年前の懐かしい写真とともに、普段お伝えできていない感謝を届けられたら嬉しいです。

2020年8月20日、株式会社SPACEが誕生しました。

東大ROCKETで出会った、突き抜けて羽ばたいていく子どもたちの「個」の力強さが社会を動かしていくことを感じながらも、「個」の力だけでは立ちはだかる大きな壁を突破できないともがき続けた日々。その体験から、子どもたち一人ひとりの存在の価値が否定されることなく受容される世界をつくりたいと願い、人々の意識そのものの変容を促す器として、ROCKETから飛び立ち広がる世界=SPACEを立ち上げました。

実際には「かまくらULTLA」や「God Hands」などのサードプレイスの構築、アセスメントの開発・普及といった具体的なアクションを重ねてきましたが、根底にはいつも

「私たちはどこから来て、どこへ行くのか。違いを携えたまま幸福に共存できるのか。」

という根源的な問いを、学びの本質に据えていくことがありました。

思い返せば5年前、実業の世界は全くのド素人でした(今も全然うまくできずに必死ですが・・)。研究やモラトリアムに長く身を置いてきた私が「会社」という器で漕ぎ出せたのは、共に挑戦しようと声をかけてくださった三宅 琢、進むための方法を授けてくださったYu Kanekoのおかげです。一歩を踏み出す勇気とツールを与えてくださったお二人がいなければSPACEが生まれることはなかっただろうと、今も感謝の気持ちでいっぱいです。

また、アドバイザーの皆様(工藤 勇一、Sakae Suzuki、本城 慎之介)は、未踏の地に進もうとする私の心をお守りのような存在で支えてくださいました。そして、カオスで未知な現場を共に葛藤しながら作り上げてくれた仲間や家族がいたからこそ、信じた道を突き進むことができました。プロジェクトを通して出会った多くの方々の存在こそが「意識の変容」を支えていく大きなエネルギーだったと実感しています。

無数の意識が交わり、共鳴し、震えるような感動が場に生まれ、子どもたちと共に味わえたことは、これ以上ないギフトでした。

SPACEとして歩み始めてからは、不思議なご縁が次々と流れるようにつながっていきました。その中で、自分自身を赦し慈しむことを起点に、内なる小さな愛の営みが波紋のように広がっていくことを実感しました。その逆も然りで、それはまさに自然と繋がり、カルマや固定概念に向き合いながら過ごしてきた時間であり、大きな自己変容のプロセスでもありました。

そして今、私は「姫路」という故郷に半分戻るような生活を始めています。自分の意識の変容が「身体」と「魂」の次元で大地と繋がり、統合されていく中で、「いのち」との向き合いを実践するフェーズへと移行してきています。

その移行のなかで、令和7年7月7日、非営利の一般社団法人EARTHを設立しました。心から尊敬するYuki Imotoと西園寺 里香のお二人と共に、地球の愛の目醒めに向けて道を築いていけることは、この上ない歓びです。

子どもたちが一人ひとり、自らの「いのち」を味わい尽くし、愛の存在として生きていることに気づくこと。その気づきが地球全体に広がり、愛の目醒めが世界平和へと開かれていくことを、心から願っています。

時代は男性性や父性的な力強さの原理から、女性性や母性との融合・調和へと移ろうとしています。その狭間に生まれたEARTHという器が、愛を根底に育まれていくことで、私たちが願う未来が訪れると信じています。

SPACE創設から5年。ROCKETの15歳だった子は、今や26歳の青年へと成長しました。その背中は一回りも二回りも大きくなり、頼もしい存在へと育っています。時間が与えてくれる実りは大きいと感動します。

それでもなお、人類全体としては傷ついた状態で、傷ついた地球の中にいる現状があります。地球上に生きる全ての生命が地球と共に再生していく旅路を人生の時間をかけて歩んでいけたらと願っています。

これからの旅は、より重力を伴ったものになるでしょう。SPACEが「意識」を主としていたのに対し、EARTHは「場」という物体です。物質としての重みがあり、思うように動かないこともあるかもしれません。しかし、それこそが有限の生命だからこそ到達できる境地であり、AI時代においても大きな意味を持つ領域であり、魂自体の進化を促していくのだろうと確信しています。

地球や宇宙の壮大な話をしながらも、今朝も自分の未熟な魂が引き起こしたことで撃沈していたちっぽけな自分です。一人ではできないことを、この時代に巡り会えた皆様と共に、新たな世界を創造していけることを心から楽しみにしています。

ROCKETやSPACEを通じて立ち上がってきた物語は、一つ一つが私にとってとてもかけがえない大切な宝もので、生きている間に少しずつ共有できたらなぁと思う今日この頃です。

長文になってしまいましたが、SPACE誕生から5年という節目にあたり、これまで共に歩んでくださったすべての方々に感謝を込めて。

これからの時間も、どうぞご一緒いただければ幸いです。

3人の人物ポートレート

Text by FUKUMOTO, Rie