Philosophy

いのちを、
いろで。

わたしたちEARTHは、色や水、自然にふれることを通して、ひとりひとりの内側にある「いのちの手ざわり」に、そっと近づこうとする団体です。うまく仕上げるためではなく、いま生きているという実感を、そのまま残すために。その入り口は、ひとつではありません。

子どもたちと、いのちにふれる

海に浮かび、川に浸り、土を踏み、風を受ける。自然のなかに出た瞬間、子どもたちの目が輝き、いのちの力を取りもどしていく姿は、場所や時代を超えて変わりません。とりわけ水にふれるとき、その変化はいっそう深くなるようです。

EARTHが大切にしているのは、子どもたちとともに時間を過ごし、思いがけない出会いを重ねていくことそのもの。そこに何かのかたちが残るとしても、それは作品である以上に、いのちがいのちに触れた跡です。表層的な働きかけでは届かない場所に、こうした時間はそっと手をのばしてくれます。

水のように、めぐること

わたしたちの内側を流れる水は、いのちそのもの。わたしたちの外側をめぐる水は、地球からの贈りもの。このふたつの水への意識と、そこから紡がれる暮らしが、日々のいのちの感覚を育んでいくのだと思います。生きた水が澱みがちな今の社会のなかで、内も外も、ふたたび流れ、澄んでいくときを、わたしたちは待っています。

わたしたちは、さまざまなプロジェクトを通じて、この営みを一部の人のものにとどめず、水のように人から人へめぐらせていきたいと考えています。ちいさな一滴が波紋をひろげるように、この場所からはじまる出会いが、やがて誰かのいのちをそっと照らすことを信じて。

力づよさから、調和へ

子どもたち一人ひとりが、自分の「いのち」を味わいつくし、愛の存在として生きていることに気づくこと。その気づきが世界へひろがり、ひとつのやさしさになっていくことを、わたしたちは願っています。力づよさの原理から、調和と融合の原理へ。時代がゆっくりと移ろおうとしているいま、EARTHという場所もまた、愛を根に育っていきたいと思います。

意識だけでなく、重みをもったひとつの「場」であること。思うようにいかない日もそのなかに含みながら、それでも歩みつづけることこそが、有限のいのちだからこそたどりつける場所なのだと、わたしたちは信じています。

ふと立ちどまり、深く息を吸う。その一瞬のために、EARTHはこれからも、いのちにふれる場をつくりつづけます。