世界一大きな絵@EXPO2025を終えて

大きな大きなイベント「世界一大きな絵@EXPO2025」が無事に終了いたしました!
関係者だけで1,350人という大所帯となり、「Matsuri(祭)」の名にふさわしく、お神輿やセレモニーが一日を通して繰り広げられる壮大な祭典となりました。
朝から晩まで、まさにてんやわんやの連続で、運営統括としてはドキドキしっぱなしでしたが、最後は大成功のうちに幕を閉じることができました。
それもすべて、
「関わるすべての人の時間を素晴らしいものにしたい」という想いが一つに集まったからこそ。
ご協力くださったボランティアの皆さま、出演者、制作・運営チームの皆さま、心より感謝申し上げます。ありがとうございました!
個人的には、「Water of Life」というコンセプトのもとに、水の惑星に生きる私たちが、水の共鳴のように響き合いながら生きることを、天と地を結ぶような形で宣言できたことが、何よりも感慨深い瞬間でした。
山口泰さんによるクリスタルボウルの音は、まるで地球全体を浄化するように響き、母なる子宮の中に包まれるような深い安らぎをもたらしてくださいました。ROCKETの卒業生、山下ひかるによる映像も本当に美しい世界を表現してくれました。
また、西嶋監督の映画『pale blue dot 君が微笑めば、』のご紹介や、水の研究者ツェンコヴァ・ルミアナ教授からの温かなメッセージを届けられたことも、この上なく嬉しいことでした。
快くご協力くださった皆さまに、心より感謝いたします。
アースデイ宣言では、天の采配があり、私は舞台には立ちませんでしたが、万博という舞台で「地球人」としての宣言を皆さまと行えたことが大きな喜びでした。ここに、「世界一大きな絵」の代表の河原裕子さんが口上された宣言文を共有いたします。
草案)谷崎テトラ、宣言文・スライド)福本理恵
私たちは、地球に生きる者として宣言します。
国境を越え、種を越え、時代を越えて、
この星とつながる 地球人 です。
地球は、私たちの家であり、
魂を育むゆりかごです。
その鼓動に耳を澄まし、
その痛みに心を寄せ、
その美しさに感謝するとき、
私たちは「地球人」であることを思い出します。
アースデイは、毎日が地球を思う日。
どこにいても、誰といても、
地球を感じ、祈り、行動することができます。
すべての日が、すべての人にとって、
地球を愛する日となりますように。
Every Day, Every One, Earth Day.

私にとっての万博は、無償の愛と、技術の誇示や国家の威信、数多のエゴが入り混じる空間の中で、旧時代の痛みを抱えながらも、人類の進化を願う祈りが芽生えていく場所でもありました。
「Water of Life」を通して私が伝えたかったのは、子どもたちの絵を前にして、水と命を起点とする新しい価値観です。
水は生命であり、生命は水である。
存在そのものが価値であり、慈愛に包まれて育まれるべきもの。
人間はどこから来て、どこへ行くのか。命とは何か。
この深遠な問いに向かう過渡期に、万博は私に「地球との関係式を取り戻すべきだ」というメッセージを伝える機会を与えてくれました。
不思議なことに、万博を終えた今日、私はロンドンに辿り着きました。
1851年、第一回ロンドン万国博覧会(Great Exhibition)が開催されたこの地に、数日後、導かれるように立っていることには、深い意味があるのだと感じています。
近代文明の成果と序列を誇示する「球体的まなざし」の舞台として始まった万博。
その歴史を踏まえながら、いま、命そのものが文明の基準となる時代への扉が静かに開かれたように思います。
「世界一大きな絵 完成式@EXPO2025」の開催において、たくさんの素晴らしい皆さまとの新しいご縁が生まれました。ご一緒下さった全ての方々に、この場をお借りして感謝いたします!!
ここから始まるのは、終わりではなく、新たなはじまり。魂の進化の旅路を、これからも共に歩んでいけたら幸いです。

Text by FUKUMOTO, Rie